相鉄かしわ台駅、地元民は知っている「2つの顔」 東口はホームから300m以上ある通路の先に駅舎
相模鉄道の相鉄本線は、横浜から西へ延びて海老名までの24.6kmを結ぶ。途中の二俣川から湘南台まで相鉄いずみ野線が分かれている。
相鉄線は2019年にJR線、2023年に東急線と相互直通運転を開始。東急線を介して東京メトロや都営地下鉄、東武東上線などの駅とも乗り換えなしで行き来できるようになった。とくに埼京線の駅では行き先として「海老名」の駅名を目にする機会が増えた。
海老名の1駅手前
海老名の1つ手前にあるのが、かしわ台駅だ。開業は1975年8月17日。2025年で50周年となる。駅名は「かしわ台」だが、所在地は海老名市柏ケ谷(かしわがや)。2023年度の1日平均乗降人員は1万7194人で相鉄線の27駅中18位と、それほど目立つ駅ではない。だが、周辺には電車基地と乗務員が所属する電車区・車掌区など相鉄線の運行上の拠点が集まっている。
かしわ台には東口と西口がある。西口の「本駅舎」ではファミリーマートが営業していて、日中も駅を出入りする利用者が途絶えることがない。線路をまたぐ道路橋の途中に面しているのがユニークだ。
一方の「東口駅舎」はもっとユニークかもしれない。ホームからは見えないほど離れている。2面4線のホームの東端にある構内の跨線橋の階段を下りると「↑東口(約310m)」の案内板。線路に沿ってひたすら長い通路を歩いていくことになる。
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