相鉄かしわ台駅、地元民は知っている「2つの顔」 東口はホームから300m以上ある通路の先に駅舎
東口駅舎は改札内にトイレ、改札外には券売機やコインロッカーと、駅の機能が一通りそろっている。駅事務室はあるが、西口と違って係員が不在の時間帯がある。駅前を横切る道路を渡った先は座間市だ。
「かしわ台の改札」と聞けばほとんどの人は西口を思い浮かべるだろうが、待ち合わせる場合は、いちおう確認しておかないと大変な思いをすることになる。長い通路の途中にはベンチや“庭園”があって一息つけるようになっている。フェンスを隔てて線路が間近にあるため、電車好きの子供たちにとっては絶好のビュースポットと言えそうだ。
管区長が語るかしわ台駅
かしわ台などの駅長を務めるのが海老名管区の森脇隆治管区長。2006年に相模鉄道の社員だった父親の「背中を見て」中途入社したという。駅や本社での勤務、星川の管区長などを経て、7月に海老名管区長に着任した。
JR線や東急線と直通が始まったのは星川駅にいたころ。「見たことのない駅からの乗車券やICカードの入場記録の清算の対応があった。相鉄線から乗車する場合も、JR・東急の直通で行くのか、横浜で乗り換えるのか、案内するルートに複数のパターンがある」。
かしわ台については、同駅から通勤・通学で出かける利用者が多く、住民以外で訪れる人は「工業団地への通勤や通院、『おふろの王様』に行く方、それに車両センターを見学する当社の関係者」が目立つ。
「東口と西口を間違える人はたまにいる程度」という。東口駅舎と通路については「ほかの駅と同様、日々駅員が掃除をしつつ巡回して設備に問題がないかチェックしていますが、かしわ台は守備範囲が広いのが特徴です」。
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