私には添加物や「たんぱく加水分解物」「酵母エキス」の入った「白だし」が「不自然な味」に思えてなりません。
簡単にいえば、「いつまでも後口に残るような味」です。
化学調味料や「たんぱく加水分解物」「酵母エキス」の味が「もわっと」来て、後味が強い。うま味成分だけを「不自然に濃縮」した味、濃厚な味です。
家庭に入り込んできた「工業用調味料」の恐ろしさ
「たんぱく加水分解物」「酵母エキス」の強いうま味は、家庭では絶対出せない、私に言わせれば「工業用の調味料」です。
白だしもそうですが、「めんつゆ」や「✕✕の素」など、「工業的な味」が家庭料理に入り込むようになったのです。
そして、この「工業的な味」を日本人は「おいしい」と言って食べるようになってしまいました。
強い不自然なうま味に慣れた舌は、素材の本来の淡泊な味、かつお節やこんぶで取っただしのおいしさがわからなくなります。
濃厚で「工業的な味」で育った子どもが、「スナック菓子」を好きになり、かつおやこんぶだしの淡泊な味を「物足りない」「おいしくない」といって食べないのは当たり前のことなのです。
このことを私は非常に危惧しています。
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