「キャリーオーバー」とは原材料には含まれるものの、出来上がった最終食品に、食品添加物としての効果を及ぼさないものは表示しなくていいというものです。
この「白だし」の場合、もし「しょうゆ」「米発酵調味料」に「化学調味料」や「甘味料」などの添加物が含まれていても、表示しなくていいわけです。
「白だし」の原料のしょうゆ、本当に大丈夫?
そこで思い出していただきたいのが「日本人が知らない「激安醤油」の超ヤバすぎる裏側」で述べた「アミノ酸しょうゆ」です。
この記事では、大豆を塩酸分解して作った「アミノ酸液」をベースにして作るしょうゆには、コストダウンなどのために添加物が使われている問題があると提起しました。
コストの安い「アミノ酸しょうゆ」は加工に使われることがほとんどだと述べましたが、こういう「激安しょうゆ」は「白だし」にも使われている可能性も、もちろんあるのです。
そして、その「激安しょうゆ」が使わている場合も、表示は「しょうゆ」だけでOKで、そこに含まれている「目に見えない添加物」は「キャリーオーバー」で一切記載する必要がありません。
ちなみに「アミノ酸しょうゆ」を使っていない場合には「本醸造しょうゆ」とラベルに記載されていたりするので、商品を選ぶ参考にしてください。
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