日本人が知らない「激安醤油」の超ヤバすぎる裏側 「寿司パックに付く"あの醤油"」の正体は?

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しょうゆの種類や製法について、これまで3回にわたって述べてきました。しょうゆと一口に言っても、じつにさまざまなものがあることがおわかりいただけたと思います。

もちろん、どのしょうゆにも、それぞれに「利点」があれば「欠点」もあると思います。

しょうゆは「和食の要」

私は、「伝統的な長期熟成の本醸造こそが本物のしょうゆ」だと思っていますが、それだって値段が高い、近くのスーパーなどでは手に入りづらいという難点があります。

それでもやっぱり、しょうゆこそは「和食の要」です。

同じ料理でも、「本当においしいしょうゆ」を使ったものと、「激安しょうゆ」を使ったものでは「別の料理?」と思ってしまうほど、「できあがりのおいしさ」が違います。

新作『安部ごはん2』で紹介しているレシピも、「どのしょうゆを使うか」によって、できあがりの味に大きな差がつきます。

とくに「超高級店の味を再現! 究極のすき焼き」「大行列店の味が家庭で作れる! 無添加 味わいしょうゆラーメン」「これはクセになる! こってり『とんてき』」などは「しょうゆの味」が決め手となる料理です。

『安部ごはん2』で紹介している、安部氏が開発した魔法の調味料「かえし」で簡単に作れる「超高級店の味を再現!究極のすき焼き」(撮影:佳川奈央)

せっかく料理をされるなら、ぜひ「本当においしいしょうゆ」を使って「最高においしい食事」を作っていただきたいと思います。

*しょうゆシリーズ1回目:平気で「安い醤油」買う人の超残念な盲点【前編】
*しょうゆシリーズ2回目:平気で「安い醤油」買う人の超残念な盲点【後編】

*この記事のつづき:日本人が知らない「薄口醤油」の超残念すぎる裏側

安部 司 『食品の裏側』著者、一般社団法人 加工食品診断士協会 代表理事

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あべ つかさ / Tsukasa Abe

1951年、福岡県の農家に生まれる。山口大学文理学部化学科を卒業後、総合商社食品課に勤務する。退職後は、海外での食品の開発輸入や、無添加食品等の開発、伝統食品の復活に取り組んでいる。NPO熊本県有機農業研究会JAS判定員、経済産業省水質第一種公害防止管理者を務めつつ、食品製造関係工業所有権(特許)4件を取得。開発した商品は300品目以上。

2005年に上梓した『食品の裏側 みんな大好きな食品添加物』(東洋経済新報社)は、食品添加物の現状や食生活の危機を訴え、70万部を突破するベストセラーに。その他の著書に『食品の裏側2 実態編 やっぱり大好き食品添加物』(東洋経済新報社)などがある。

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