中国の輸出、アメリカの需要拡大で復調の兆し 北米行きコンテナ運賃が半年余りで6割上昇

✎ 1〜 ✎ 1334 ✎ 1335 ✎ 1336 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
コンテナ運賃は貿易動向の先行指標として動く。写真は国有海運大手、中国遠洋海運集団の大型コンテナ船(同社ウェブサイトより)

2023年初めから低迷が続いていた中国の欧米向け輸出。そのうちアメリカ向けに回復の兆しが見えてきた。

上海航運交易所が発表する上海輸出コンテナ運賃指数(SCFI)は10月13日、2020年5月以来の低水準となる891.55ポイントをつけた。

ところが、同日付の上海発北米行きの運賃は40フィートコンテナ1本当たり1735ドル(約25万9000円)と、前週より0.3%上昇。3月時点の1100ドル(約16万4000円)から6割近く上昇している。コンテナ運賃は貿易動向の先行指標として動くだけに、先行きが注目される。

コンテナ輸入の4割が中国から

アメリカの中国からの輸入需要は旺盛だ。市場調査会社のデカルト・データマインのデータによれば、アメリカが9月に中国から輸入したコンテナの数量(20フィートコンテナ換算)は前月比4.2%増加。全世界からの輸入数量の39.3%を占め、2022年8月以降で最も高いシェアを記録した。

それとは対照的に、10月13日付の上海発ヨーロッパ行きの運賃は20フィートコンテナ1本当たり562ドル(約8万4000円)と、前週より6.2%下落して2016年6月以降の最安値をつけた。

本記事は「財新」の提供記事です

ヨーロッパの輸入需要の先行きは、アメリカと比べて楽観できない。ロシアのウクライナ侵攻やインフレなどが、欧州経済に深い打撃を与えたからだ。市場調査会社のIHSマークイットが発表した9月のユーロ圏の製造業PMI(購買担当者景気指数)は43.4と、好不況の目安である50を大きく下回っている。

(財新記者:李蓉茜)
※原文の配信は10月13日

財新編集部

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

Caixin

2009年設立の財新は中国の経済メディアとして週刊誌やオンライン媒体を展開している。“独立、客観、公正”という原則を掲げた調査報道を行い、報道統制が厳しい中国で、世界を震撼させるスクープを連発。データ景気指数などの情報サービスも手がける。2019年末に東洋経済新報社と提携した。(新型肺炎 中国現地リポート「疫病都市」はこちらで読めます

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事