若者世代「3組に1組は年上妻」という驚く結婚事情 厚生労働省が公開した婚姻届の集計データを分析

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(写真: Kazpon/PIXTA)

2022年に提出された婚姻届の全件集計結果が厚生労働省から公開されました。令和時代の結婚の実態が正確に反映されている国のデータから、今回は恋愛番組や有名人の結婚でいま話題となっている「年上妻」について、最新の分析結果を解説します。

結婚に関するデータは世の中にさまざまにありますが、どうしても分析可能なデータの母集団にバイアスがかかりがちとなります。結婚相談所の男性成婚者の年収は驚くぐらい高い傾向にありますし、アプリ婚は積極的にITを活用できる方の集団の成婚データとなります。そういう意味では国が婚姻届全件をもとに発表している婚姻統計は極めて正確に「日本の結婚の今」を伝えるものとなっています。

このデータを用いて「年上妻」について筆者が分析した結果は、中高年世代の結婚の常識を改めねばならないと思わせる結果となっています。

年上妻は若い世代では3組に1組

2022年に結婚を開始したとみなされた初婚同士の夫婦25万5895組のうち、妻が年上となったカップルは24.3%で前年よりも0.2ポイント上昇し、過去最高値を更新しました。同年齢カップルの割合よりもわずかに多い状況です。一方、中高年世代が当たり前と考えがちな夫年上の結婚は53.4%で、こちらは過去最低値を更新しています。

(注)2022年に婚姻届を提出し、かつ、結婚生活を2022年末までに開始したとみなされる実態があるカップル。成婚年齢は届の提出か結婚生活の実態開始のいずれか早いほうが採用されるため、女性15歳、男性17歳の成婚データが存在する。

 

令和時代の今では約4組に1組の割合で年上妻との結婚となっており、年上妻との結婚はそこまで珍しい結婚ではなくなった感があります。これだけでも驚く中高年世代は多いのではないかと思いますが、年上妻婚は若い世代で特に多くなっています。

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