だからこそ、あり得ない失敗をするような人を連れ歩くことでエピソードを収集することができるわけです。
ただ、売れていない後輩芸人さんからすれば、いつも通り過ごしているだけのはずです。
これは、お笑いの世界ですので、ビジネスシーンであり得ない失敗をして面白がってくれる上司・先輩は職場にはいないと思います。
元お笑い芸人の私ですら、「二度と一緒に旅行することはない」と判断すること間違いなしです。
ただ実は、ビジネスの世界の方が後輩を可愛がるメリットは明らかに存在しています。
私の直近の実例でお話しすると、
このようにビジネスの世界では、あなたが「可愛がりたいと思える優秀な後輩」であれば、確実にビジネススキルを身につけて出世していきます。
当然ですが、起業家だけのメリットではなく、社内であっても同様に成長した後輩と何かを協業することができるようになるわけです。
「持つべきものは、友達」ではなく、「持つべきものは、昔世話した優秀な後輩」であると私は思います。感謝を込めて。
減ってきた飲み会の場は、逆にチャンス
ここまでは、上司や先輩の立場から部下や後輩を可愛がるメリットについて話をしてきました。
では、上司や先輩が放って置けない素敵なメリットを生み出して、可愛がられる部下(後輩)になるにはどうしたらいいでしょうか。
以前の記事『「早期出世」「売上増」仕事運が高い人"意外な秘訣"』では、相手の心に刺さる言葉の言い方を紹介しました。
今回は、2つ目のノウハウをご紹介します。「同類感」で紹介した「多くの機会を共にする」ことは「打ち合わせ」や「1on1」も含みますが、当然「飲みの場」も含むわけです。
せっかく、一度誘ってもらったにもかかわらず、それ以降は疎遠になってしまっては「同類感を獲得する機会」 が減ってしまいます。
また、昭和のビジネスシーンを生きてきた人の中には「一緒に飲んだ」という事実を大切にする方もいたりします。
飲みの席で何を話したかは特に重要ではなく、また飲みの席の目的もなく「あいつとは飲んだことがある」を異常なほど重視します。
私は、そのような方々のことを「新橋赤提灯人間」と妖怪のように呼んでいます。さて、ここで重要なのは、「新橋赤提灯人間」との飲みの席の話ではありません。
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