東大生が実践!超効果的な「1日の勉強の順番」 起きてからどうする?午後のスケジュールは?

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例えば東大受験生の多くが観ているYouTubeチャンネルに、PASSLABOというものがあります。このチャンネルは、朝の時間に約10分間の、受験生に有益な情報や頭の体操のような数学・英語の問題を投稿しています。東大受験生は、このチャンネルを朝に観ることをルーティンにしている場合が多いのです。

そしてベッドから出た後も、何かしらの勉強をしながら朝食を食べる場合が多いです。まず朝の時点で勉強に触れていないと、その日1日の勉強のモチベーションの維持が難しくなってしまいます。「最初が肝心」とはよく言ったもので、朝起きてから最初の30分くらいの間で、YouTubeのような軽めのものでいいので勉強に触れていると、勉強のやる気が持続しやすくなるのです。

2 8時〜12時 「続きから」の勉強をする

次に、午前中の勉強です。意外に感じる人も多いかもしれませんが、午前中には本格的な勉強はしません。最初は、「昨日の続き」から実践します。

というのも、朝一発目から、過去問を解いたり難しい参考書を解いたりしようとすると、そもそも勉強のやる気がなくなってしまうのです。勉強を始めにくくて、なんとなくずるずるとスマホを見たり、だらけたりしてしまって、勉強のスタートが遅くなってしまうことが多いんです。

だからこそ、最初は「昨日の続き」から勉強をします。例えば昨日のノートを見返すところから始めたり、昨日解いた問題を見て答えが思い浮かぶかどうかをチェックしたり。

また、こんな東大生もいました。わざと、昨日の問題を解いたうえで採点をしないで取っておき、朝一番の勉強で採点してからスタートするのです。「今日も勉強か、やる気が出ないな」と思ったとしても、「昨日の問題の答え、気になるな」という気になれば、机の前に座るハードルは下がります。わざとキリが悪いところで勉強を止めておくことで、次の日の朝の勉強が捗るわけです。

15分程度の昼寝をする

3 12時〜13時 昼食と昼寝

お昼休みは、昼食を取るのと同時に、昼寝をしている人が多かったです。
午後になると眠くなってしまうので、ここで一度睡眠を挟むわけです。大体15分程度の睡眠をしている東大生が多く、それ以上の時間睡眠してしまうとそれ以降も眠くなってしまうため、スマホでアラームをセットして昼寝の時間を調整している人が多いです。こうすることで、心機一転、午後から頑張るために睡眠を取るのです。

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