「生産性伸ばせない中小企業」2つの大きな問題点 課題が多い中、社長はどうマネジメントする?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

ではなぜ役職を与えられ、それなりの給与をもらって、リーダーとなっているのか⁉

それは、主に次の3つのパターンです。

【リーダーになれる人】
・部門でいちばんできる人
・性格がよい人
・勤務年数が長い人

1つ目は、いちばん業績を上げている営業社員や技術のスペシャリストがそのまま役職者となるパターンです。次に、人当たりや後輩の面倒見がよく、誰からも人間的に好かれているパターン。3つ目は、勤務年数が長く、いわゆる年功でリーダーとなったパターンです。

リーダーとして必要な能力は別物

いずれも、リーダーとなった理由とマネジメント力、リーダーとして必要な能力は別物です。リーダーとなった後にマネジメントについて教育を受けたり、奮起して自己啓発に取り組み続けたりしている人であればある程度のマネジメント力を持っているかもしれませんが、中小企業ではめったにいません。

しかし前述したように、適切な手順に沿って、明文化された「戦略」の推進役を任せることで、リーダーは組織マネジメント力を身に付けることができます。人材育成にとっても「戦略」は重要なツールなのです。

小さな会社の〈人を育てて生産性を高める〉「戦略」のつくり方
『小さな会社の〈人を育てて生産性を高める〉「戦略」のつくり方』(日本実業出版社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
山元 浩二 日本人事経営研究室 代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

やまもと こうじ / Koji Yamamoto

1966年福岡県生まれ。10年間を費やし、1000社以上の人事制度を研究。理念とビジョンを実現するための人材を育成する「ビジョン実現型経営計画」を開発、独自の運用理論を確立。「経営計画」と「人事評価制度」の設計・導入から運用まで支援するスタイルが特徴で、社員の納得度が9 割を超えるなど、経営者と社員双方の満足度が高いコンサルティングを実現。著書に『小さな会社の人を育てる人事評価制度のつくり方』『小さな会社は経営計画で人を育てなさい!』『小さな会社の〈人を育てる〉賃金制度のつくり方』などがある。中小企業の成長・進化のための学びの場「みらい人材アカデミー」も運営。公式サイト

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事