黒岩知事が「神奈川版ライドシェア」検討を表明 「タクシー不足」深刻化の解決策になるか
ライドシェア解禁…海外も試行錯誤
このなかで黒岩知事は、一般のドライバーが自家用車を使って有料で客を運ぶ“報酬型ライドシェア”の解禁は「大きな選択肢」と述べた。そのうえで、タクシー業界と一体となって進める「神奈川版ライドシェア」の創設を検討する考えを表明した。
また、番組コメンテーターの橋下徹氏は「まずは一歩踏み出して、ルールはあとでいろいろ作っていけばいい」と同調。そのうえで、タクシー会社に運行管理を任せるだけでなく、客とつなぐアプリの発展も同時に進めていくべきとの考えを示した。これに対して、坂本氏は、自治体とタクシー業界が協業するのはよいとする一方で、ライドシェアについては安全性の問題などから、「いっぺんに導入する必要はない」と述べ、解禁に慎重な立場を強調した。
以下、番組での主なやりとり。
松山俊行キャスター(フジテレビ政治部長・解説委員):先ほど議論の中で坂本氏の方から、アメリカ型のウーバーのような“報酬型ライドシェア”そのものは、ヨーロッパでは段々制限されつつあるという話があったが、その1つの例がフランスだと思う。ある意味でタクシー業界との共存を図ったような形で報酬型ライドシェアに条件を付けているようにも見えるが、こうした方式をどういう風に見るか。