黒岩知事が「神奈川版ライドシェア」検討を表明 「タクシー不足」深刻化の解決策になるか
坂本氏:必要だろうね。だって、ライドシェアでもどこやったかな? サンフランシスコかな、保険料が上がってきたので25歳以上とか。やっぱり危ないと思う。日本も19歳から(二種免許を)取れるようになったが、特別な教習所にもう1回行ってから二種免許の受験だから。それはやっぱり必要な制度じゃないかな。
橋下氏:二種免許のドライバーよりも一種免許の人の方が事故は少ない。これはもうこれは厳然たる事実。だから、免許とかそういう問題ではないと思う。
少子化・過疎化へ対応は
松山キャスター:地方や過疎地でタクシー不足というのが深刻化しているという現状があるなかで、先日この番組に出演した河野太郎大臣が、駅前でのタクシーの待ち時間を何分以内にするか、など、サービスの質の基準を設けて、タクシーだけで提供できない場合は、自動的にライドシェアを導入するといったルールを決めるのがいいのではないか、という考え方も示している。河野氏は、規制改革担当大臣も新しく担当することになったので、このライドシェアの問題も本格的に取り組む可能性があるが、この考えはどう思うか。
黒岩氏:それも1つの考え方だと思う。神奈川県も実は色んな地域がある。あるところでは、夜に酒飲みに行ったら、帰る時に車やタクシーが全然来ないというところがある。現実問題として。困っているところもあるなかで、なんとなく地元で補い合っているような実態もある。であれば、地元のタクシー会社と一体になって新たな仕組みを作っていこうということになってくれば、じゃあ、その地域だけで、何時以降は、一般ドライバーの車でもいいですよっていうのをタクシー会社がちゃんと管理をしてやる。言うならば、両方ともウィンウィンになってくる。
橋下氏:ただ、1つ問題がある。タクシー会社に運行管理を任せるのはいいが、もう1つアプリの発展というものが、本当に日本は遅れてしまった。ライドシェアやらなかったから。欧米はアプリの発展によって地域の足問題、買い物難民問題、こういうものにどんどん、色んなサービスが出てきている。僕はやっぱりアプリの発展ということを考えても、タクシー会社だけに任せるのではなくて、両方、両建てでやるべきだと僕は思う。
梅津弥英子(フジテレビアナウンサー):視聴者投票の結果を見ていく。日本でライドシェアの仕組みが解禁されたら利用したいという方38%、利用したくないが44%。この数字を黒岩知事はどう見るか。
黒岩氏:(ライドシェアを)利用したくないという人が44%。意外に少ないなというか、利用したいという方がこれだけいるのだなと感じた。それぐらい、ある程度の理解が進んできてるいのかな? やっぱり利用者目線に立った時には、これは、ちょっと選択肢かな? そんな流れがもう始まっているような気がする。
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