“ステルス増税”で国民負担増…「増税できない」「お金が足りない」「改革はやりたくない」維新・幹事長が語る社会保険料が上がり続けてきた理由

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岩谷良平
社会保険料の削減について語る日本維新の会の岩谷良平幹事長
政治ジャーナリストの青山和弘氏が政党や各界の論客をゲストに招き、日本の政治を深掘りする「青山和弘の政治の見方」。今回はゲストに日本維新の会の岩谷良平・幹事長を迎え、「農政改革」「消費税減税」「厚生年金の“活用”」などについて聞いた。
※記事の内容は東洋経済の解説動画シリーズ「青山和弘の政治の見方」の下記の動画から一部を抜粋したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。
(前編)
(後編)

小泉農水相誕生でコメ価格は下がるのか?

——参議院選挙に向けた最大の争点は、物価高対策だと思います。とくに高騰するコメの問題は大きい。

小泉農水相が「随意契約にしよう」「(コメの価格を5kg当たり)2000円に下げるんだ」とおっしゃっているのは、非常にいいことだと思います。ただ、やり切れるかどうかです。

2000円に下げるというのは、あくまでも備蓄米のこと。これでコメ相場全体が下がるかというと、(今後の推移を)見てみないとわからない。であるならばもっと大胆なこと、例えば、一時的にアメリカからコメを輸入するというようなことをやったらいいと思っています。

——衆議院農林水産委員会で、「備蓄米を放出して買い戻さないので、災害などの緊急事態が起こったときに放出するコメがない。これを輸入で補うというのも1つの考え方ではないか」という趣旨の意見が出ました。

おっしゃる通りで、ためておかなければならないコメを放出しているので、もし輸入米で補填できるのであれば、全部放出してもいいわけです。外食産業でも「安くておいしいコメがあるなら外国産でもいいからほしい」という方はいらっしゃるので、積極的に使ってもらうとか、いろいろ工夫できると思います。そこまで踏み込めるかどうか。

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