大阪でのアマチュア時代に僕らが考え抜いてたどり着いた答えは、「バンド活動は結局、ビジネスだよね」ということ。
「僕らレベルのバンドでも、ファンがたくさんいて、ライブハウスの動員力があれば、誰も文句は言わんだろう!」と開き直ったんです。
「一発逆転を妄想する」のをやめた
そこからはとにかく「動員力を上げること」を最優先しようと決めました。
「大阪のアマチュア界でいちばんの動員力を目指すこと」を目標にしました。そして「動員力が大阪でいちばんになるまで、コンテストやオーディションは受けないことにしよう」と決めたんです。
そうしないと、どこかで「一発逆転」を考えて努力しなくなるからです。「人気がなくても、コンテストで上位に入ってレコード会社から声がかかって即デビュー!」みたいな、甘いことを夢見てしまうからです。
そこで実行したのが、次のようなことです。
【どこにでもいるようなバンドがやった「売れるため」の努力】
①バンドの宣伝チラシを自分たちでデザインして配りまくる(いまで言う「SNSでの告知」)
①バンドの宣伝チラシを自分たちでデザインして配りまくる(いまで言う「SNSでの告知」)
②曲だけでなく「人となり」をわかってもらうために、ラジオのような「トーク」も録音したカセットテープも無料配布する(いまで言う「YouTubeチャンネル」)
③チラシやテープを配るときは、「声かけ」をして興味をもってもらう(数メートル先で捨てられないように)
このように、天才が絶対にやらないようなことを地道にやるしかありませんでした。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら