トップ層の東大生が起業を選ぶようになった必然 官僚輩出は今は昔、ベンチャー企業の聖地へ
大学発ベンチャー数の上位10校は、以下の通りです。いずれも、知名度が高く、学生が優秀だとされる一流大学です。
もちろん、学生起業はそのうちの一部ですし、各校の学生総数からすると微々たる数かもしれません。ただ、一流大学の学生の間で起業への関心が高まり、実際に挑戦する学生が増えていることは、確実でしょう。
起業家はこの世で最も難易度が高い職業
アメリカのビジネススクール(MBA)では、よく「能力もガッツもない者は、サラリーマンとして他人に雇われて低賃金で働く。能力はあるがガッツがない者は、コンサルタントとして他人にアドバイスして少し儲ける。能力もガッツもある者は、起業家として他人を使って大儲けする」と言われます。
実際に、ハーバード・ビジネススクールが卒業生の追跡調査をしたところ、卒業して25年後に従事していた職業で最も多かったのは、「自分が起業した会社の経営者」でした。
(異論はあるかもしれませんが)この世のあらゆる職業の中で、最も難易度が高いのが起業家だと私は思っています。最も難易度が高いから、成功したらこの世で最も多額の報酬を手にすることができます。能力もガッツもある一流大学の優秀な学生が起業に挑戦するというのは、ある意味、自然な流れでしょう。
とすれば、日本でも東大など一流大学の優秀な学生が公務員よりもコンサルタント、コンサルタントよりも起業家を目指すようになっているとすれば、非常に喜ばしい新トレンドだといえます。
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