ひと昔前の日本は、“結婚は家と家のつながり”と捉える人が多かった。その考えは、時代の移り変わりとともに薄まりつつあるのだが、いまだに根強くその考えを持っている家もある。
ことに婚活者が20代、30代の場合、結婚相談所を成婚退会後に結婚の具体的な話を進める段階なって、うしろから親が口出しをしてくるケースが多い。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく連載。今回は、成婚退会し結婚の話を進めていたときに、親が口を出してきた事例から、結婚と親の関わりについて考えてみたい。
結婚にお金を出せば口も出す
みちや(39歳、仮名)は外資系企業に勤めるエリートで、年収が1300万円。見た目も細身のハンサムだったので、結婚相談所のサイトに登録したら、たくさんのお見合いが組めた。しかし、お見合いをしておつきあいに入るものの、なかなか結婚までつながる女性に出会えずにいた。
ところが、活動5カ月目に出会ったよりこ(38歳、仮名)とは、お見合いしたときから好相性で、出会いから2カ月で結婚を決めた。
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