物流コンテナ、実は「中国が製造シェア98%」のなぜ 生産拠点となるためには3つの条件がある
規格が定められているコンテナ
コンテナ輸送は簡単にいえば、同じ規格の金属製の箱「コンテナ」にさまざまな荷物を積み込んで、箱単位で運ぶ輸送システムのことです。コンテナ輸送で用いられる主なコンテナは、20フィートコンテナ、40フィートコンテナ、40フィートハイキューブコンテナで、サイズは次のとおりです。

※外部配信先では図を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください
荷主は荷物の重さと体積に合わせてコンテナの大きさを選びます。アルミのインゴット(一定の形状と大きさの塊)や穀物など、体積に対して重量が重い品目(重量勝ちの品目、と言います)を運ぶ際には20フィートコンテナが好まれます。
衣類や靴、電化製品など、重さよりも体積が大きい品目(体積勝ちの品目)では40フィートコンテナやハイキューブコンテナが用いられます。
S&Pグローバルレーティングの推計によると、2021年では貨物輸送に使われた20フィートコンテナは4852万個、40フィートまたはハイキューブは5988万個でした。



















無料会員登録はこちら
ログインはこちら