台湾が半導体の次を目指して励む産業育成策 スタートアップ支援で日本との協力も視野に
――スタートアップ企業の日本進出を後押ししていますが、日本にどのような期待をもっていますか。
まずは市場だ。台湾の人口は約2300万人と小さい。日本のような1億人以上の市場で事業が成功すれば、さらに大きな東南アジアなどの市場でも成功できるだろう。
また日本は台湾のスタートアップ企業が得意とするソフトウェアやITプラットフォームのビジネスモデルで競合が少なく、日本企業と提携できる余地は大きい。
日本でビジネスを拡大して、さらに日本企業と協力して東南アジアなど海外市場に進出することもできるはずだ。日本と台湾には相互信頼があり、協力できるパートナーである。9月には海外進出や投資呼び込みを支援する機関「スタートアップ・アイランド・台湾(SIT)」が主催する「日本・台湾スタートアップサミット」が東京で開かれる。多くの台湾のスタートアップ企業とともに私も訪日して、関係を深めていきたい。
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