箱根駅伝「連合チーム」廃止に東大生らが抱く疑問 8つの大学が臨時総会の開催を求め署名活動

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そうした中、同28日の代表委員総会当日の午前、関東学連は加盟校に対し、10月14日の箱根駅伝予選会の要項を送付。午後の総会を経て、第100回大会で連合チームが編成されないことが公式ホームページ上で発表された。

プロジェクトチームは、臨時総会の開催を要求する中、今回の発表に至ったことに違和感を覚えた。その後も署名活動を続け、7月20日に臨時総会開催の要望書を再提出。同26日、ようやく開催を検討する旨の回答を得た。

25年1月の第101回大会での連合チームの編成可否は現時点で未定。学連内では、箱根駅伝に出場した経験を各大学に還元し、チームの強化につなげていくという当初の目的が薄れていると指摘する声もあり、先行きは不透明となっている。本紙は7月中旬、関東学連に対し、第100回大会で連合チームを編成しないことに至った経緯について取材を申し入れたが、学連からの回答はなかった。

「議論の場が設けられなかった」

学生が不満をもらす理由は、連合チームの非編成の発表に至った過程に問題があると感じるためだ。東大大学院の学生は「より学生の意見が届きやすい体制にしてほしい」と訴える。今回の過程に関して、3つの問題があると指摘する。

1つ目は連合チームの編成可否を巡る議論の場が、十分に設けられなかったこと。関東学連の規約では、代表委員総会が開催される2週間前までに、会議の議事内容を通達する必要があると明記されている。しかし、昨年6月、今年6月ともに、会議の議事内容を示した資料は前日や当日の朝にしか送付されなかった。「各大学で十分に議論する時間がとれなかった」との声があがっている。

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