緊張は「失敗したくない」という意識散漫な状態 それでも会議やプレゼンで結果を出す方法

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(写真:Graphs/PIXTA)
渾身のプレゼン資料を作ったのに、本番で緊張してしまってうまくいかなかった……という経験がある人もいることでしょう。本稿では『話し方すべて』より一部抜粋・編集のうえ、緊張する場面でもパニックにならず、実力を発揮できる方法を紹介します。

「緊張」ではなく「緊張感」をまとう

一つ、明確にしたいことがあります。それは、「緊張」と「緊張感」はまったく違うということです。

「緊張」は意識が散漫な状態です。人前で話すときに、「よく見られたい」「失敗したくない」「頭が真っ白になったらどうしよう……」と、いろいろなことを考えすぎて、意識が散らかっています。このとき人は緊張します。

一方、「緊張感」は意識が集中している状態です。人前で話すとき、伝えることに没頭していると、あっという間に時が過ぎたり、ドキドキしていることすら気づかないときがあります。

アスリートの世界がまさにそうですね。ワールドカップの出場がかかったPK、大相撲千秋楽の優勝決定戦、プレーオフ進出がかかったゴルフのファイナルショット、この瞬間アスリートは針に糸を通すかのように意識を集中させていて、私たちにも緊張感が伝わってきます。これを「ゾーン」と言う人もいますが、こういう状態のとき人は高いパフォーマンスを発揮します。

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