緊張は「失敗したくない」という意識散漫な状態 それでも会議やプレゼンで結果を出す方法

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実は、「緊張」も「緊張感」も体内で起こっていることは同じです。交感神経が優位になり、脈が速くなり、心臓がドキドキして、興奮状態に入ります。ただ、先ほどお伝えした「意識」が違うのです。

まとめると、人前で話すとき、

・意識が散漫な人 = 緊張する人

・意識が集中している人 = 緊張感をまとう人

ということ。結果が出るのはもちろん後者です。

絶対に伝えたい1行を決めておく

人前で話すとき、集中力を高める簡易な方法があります。それは、たった1行、「死んでもこれだけは伝える」を決めることです。自己紹介でも、商品説明でも、プレゼンでも、話すことがいろいろあると思いますが、その中でも、「死んでもこれだけは伝える」という1行を決める。そして、その1行を伝えることに徹底的に意識を集中させる。

緊張しやすい人は、話すことがぼんやりしています。「最終的には何を伝えたいか?」に集中できていません。だから意識が散漫になります。企画会議なら、「この企画のコンセプトは〇〇です!」と、この1行だけは絶対に伝わるように話す。

新商品の提案なら、「フルーツと和菓子のハーモニー」これだけは必ず知ってもらう。営業なら、「この商品を購入すると1年後のお客様の未来は〇〇になる」、この〇〇だけは何がなんでも伝える。

今日のデートで「僕と結婚してください」だけは絶対に伝える。もちろんドキドキすると思いますが、そんなときに「よく見られたい」とか「前髪整っているかな」とか考えないわけです。

意識を研ぎ澄ます。そのために1行を決めるのです。

人前で話すときに、たとえ緊張していたとしても、汗だくでも、一生懸命何かを伝えようとする人は、聴衆の心を打ちます。そういう人は形より中身で勝負できる人です。

「本当に伝えたいことは何か」、ぜひ真芯(まっしん)にフォーカスしてください。きっといつもの緊張をフッと忘れる瞬間がやってきます。

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