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緊張は「失敗したくない」という意識散漫な状態 それでも会議やプレゼンで結果を出す方法

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  • 桐生 稔 伝わる話し方の専門家
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では、人前で話すとき、緊張でパニックになった経験がある人はどうでしょう? その場合、「いったん、ここまでの話をまとめさせていただいてもよろしいでしょうか」と言って、思考を整理する時間を設けることを決めておく。

冒頭からパニックになった場合は、「いきなり言いたいことが飛んでしまいました。ひと呼吸してもよろしいでしょうか」と、宣言することを決めておく。

またクレーム対応でも、お客様がイライラして「だから何度も言っているように!!」と言い出したら、「自分は冷静に、落ち着いて、丁寧に回答する」ことを決めておく。

パニックとは突発的な不安や恐怖による混乱した心理状態です。突発的にしないことがパニックを防ぐ策です。暗闇だと、人は一歩も動けません。でも光が差せば前に進めます。パニックになったときも、行く末を照らす避難ルートがあれば前進できます。備えあれば憂いなしとは、まさにこのことですね。

本番であがったときの応急処置

いろいろ対策を打ったとしても、実際、本番であがってしまったらどうするか、という問題もあります。そこで今回は、「あがってしまったときの応急処置」を紹介します。

まずは、あなたが本番であがってしまったときのことを思い出してみてください。大勢が参加する会議で発表したときでしょうか? いきなり自己紹介を求められたときでしょうか? 結婚式の挨拶や、ちょっとした乾杯のひと言かもしれません。

そのとき、話すペースはどうでしたか? 早く終わらせたい、そんな気持ちもあって、話すペースが速くなったのではないかと思います。これは当然で、緊張すると呼吸が浅くなり、少量しか息が吸えません。その少ない息で無理やり話そうとするので、息がもたず自然に早口になります。だからこそ、あがってしまったときは、話すペースを極限まで「スローにする」ことが求められます。

話す速度がゆっくりになると、呼吸が整い、落ち着いてきます。話すペースを遅くすることで「自分は落ち着いているんだ」と体に認識させます。

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