日本人女性唯一の公認サファリガイド誕生の裏側 太田ゆかさん「生涯サバンナで働きたい」
大学卒業とともに南アフリカに移住し、サファリガイドとしてサバンナで働く太田ゆかさん。
日本人としてただ一人、南アフリカ政府公認のサファリガイドの資格を持つ彼女は、かつては動物好きな普通の大学生だった。
「南アフリカでサファリガイドをする道に進んだのは、私にとって最高の選択でした」
大学に入るまでサファリガイドという仕事を知らなかった彼女が、天職にたどり着くまでの道は、「英語が話せない」「唯一のアジア人」「何年間もほぼ無収入」など決して平坦ではなかった。
さまざまな困難を、彼女はいかにして乗り越えてきたのだろうか。唯一無二の“自分の仕事”を見つけるまでの道のりを聞いた。
運命の仕事との出会いは偶然だった
私の職場は、南アフリカ共和国北東部に位置するクルーガー国立公園、いわゆるサバンナです。
主な仕事はサファリツアーのガイドで、ツアーの予約がある日は日の出とともにサバンナへ出発します。
日の出の時間帯は夜行性の動物を見つけやすく、気温も比較的低いため、ツアーに最適な時間です。
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