週末の寝だめはNG「免疫力を下げる」3つの悪習慣 マラソンなど激しい運動は免疫にとって逆効果

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

2018年に発表された「睡眠負債・社会的ジェットラグと疲労感との関連」についての研究によると、ソーシャル・ジェットラグによって「疲れやすい」と回答した人は39.3%、「朝、疲れて起きる」と回答した人は18.1%、「朝、起きにくいと感じる」と回答した人は25.0%。平日と週末の睡眠時間帯の「ずれ」によって生じる「社会的時差ぼけ」が疲労感と関連することが確認されています。

疲労感とは免疫力が低下している現れでもあるので、休日の寝だめが免疫力を低下させる可能性があるともいえるのではないでしょうか。

免疫力を維持するには、起床時間を守って、できる限り7時間の睡眠時間を確保することです。

もし寝不足かな?と感じたときは、起きる時間を遅くするのではなく、寝る時間を早めることで睡眠時間を調整するのがおすすめです。起床時間を守れば、少しぐらい睡眠時間が長くなっても構いません。

そして、残業がない日や休日などは、いつもより1〜2時間早く布団に入ってみるといいでしょう。

歩くときの姿勢で免疫力が変わる

歩くときの姿勢でも免疫力は変わる可能性があります。日本人に多いのが、歩くときに背中を丸めて、自信なさそうに歩いている人。自信うんぬんにかかわらず、スマートフォンを見ながら歩く人も大体この姿勢になっていますよね。

いろいろと議論もあるようですが、この歩くときの姿勢が、免疫力にも影響している可能性が示唆されています。

コロンビア大学のカーニー氏の研究チームの研究によると、背筋を伸ばした堂々とした姿勢をとる人は、自信なさそうに縮こまった姿勢でいる人よりもコルチゾールというストレスホルモンが低下していたといいます。

コルチゾールはストレスに反応して分泌されるので、それが低下したということは、免疫の大敵である、ストレスが少ないということが考えられます。

確かに、姿勢よく歩くと、なんだか自信がついて気持ちいいような気がしますよね。

次ページ免疫力を下げてしまう運動とは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事