週末の寝だめはNG「免疫力を下げる」3つの悪習慣 マラソンなど激しい運動は免疫にとって逆効果
寝だめが時差ぼけ状態を生み出す
免疫力を下げないようにするためにも、絶対に避けたいのが、平日の睡眠不足を休日に「寝だめ」で補おうとすることです。ぐっすり眠ることで、体力が回復して体が元気になり免疫力が上がりそうですが、平日の睡眠不足を解消するために休日に寝だめする不規則な生活は「ソーシャル・ジェットラグ(社会的時差ぼけ)」という症状を招き、睡眠の質を低下させることが近年の研究でも証明されています。
ソーシャル・ジェットラグとは、「平日と休日の就寝・起床リズムのずれによって起こる心身の不調のこと」で、2006年にドイツの時間生物学者・ロネンバーグ教授らによって提唱された新しい概念です。体内時計は約24時間周期で睡眠と覚醒のリズムを刻み、そのリズムに合わせて自律神経が体のあらゆる器官をコントロールしています。
私たちが夜になると眠くなるのは、そのリズムによって眠りに誘う「メラトニン」という睡眠ホルモンが分泌されるからです。
ところが、不規則な生活で体内時計が乱れると、睡眠ホルモンがうまく分泌できなくなります。体内時計は、休日の2日間朝寝坊しただけでも30〜45分のずれが生じるといわれています。
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