「目がつらい」を放置してはダメなこれだけの理由 超簡単!眼精疲労に効果があるトレーニング方法

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眼精疲労
寝ても治らない目の疲れ、深刻な「眼精疲労」かも。万病のもとである眼精疲労にも効果がある、トレーニング方法を紹介します(写真:YUJI/PIXTA)
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スマホ、パソコン、SNS、テレワーク、屋外活動の減少……現代人を取り巻く生活環境は、かつてないレベルで私たちの「見える」を脅かしている。環境要因だけでなく、自律神経の乱れが視力の低下につながることもあると二本松眼科病院の平松類副院長は語る。自身の新刊『1日3分まちがいさがしで目がよくなる! ガボール・アイ』より、ビジネスパーソンが抱えがちな目の悩みについて話を聞いた。

自律神経の乱れと目の健康

▪目と心の不思議な関係

心の状態は、目を見るとわかります。たとえば、好きな人の前だと瞳孔は拡大し、逆に関心のない人やものの前だと、瞳孔は縮小します。瞳孔が開いているときのほうが、人は魅力的に見えるので、バーや雰囲気のよいレストランなどは瞳孔が開くようわざと薄暗くしているのですね。

▪自律神経が乱れると、目も悪くなる

心や体のバランスを自動的に調整してくれる自律神経も、目と密接な関係があります。自律神経は、昼間の興奮状態で優位になる「交感神経」と、夜間のリラックス状態で優位になる「副交感神経」から成り立っています。

自律神経のバランスが乱れると、睡眠のサイクルが崩れたり、胃腸の調子が悪くなったり、頭痛や肩こりがひどくなったり……。健康面であらゆるトラブルを引き起こします。

実は、目も例外ではありません。自律神経が乱れると、ピントの調節がうまくいかなくなり、ひどい場合は近視、緑内障を引き起こすこともあるのです。自律神経が乱れるほどの過度なストレスや睡眠不足は、視力の低下にもつながります。

▪よく似ている「疲れ目」と「眼精疲労」

目の不快感(目の疲れや痛み)に気づいたとき、一晩寝て、その不快感がなくなっていたら、それは「疲れ目」です。しかし寝ても不快感が残っていたら「眼精疲労」かもしれません。

眼精疲労は目の疲れや痛みだけにとどまらず、頭痛や肩こり、だるさなど、さまざまな体の不調を引き起こします。また目の老化を加速させて、認知症の発症リスクを高める恐れもあります。

「疲労」という言葉がついているせいで「深刻な病気ではない」と軽視されがちですが、実は重大なリスクをはらむ症状なのです。

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