なぜか仕事が楽しそうな人の「なるほど」な工夫 仕事でイライラしている人に欠けている能力
仕事をうまく進めるうえで求められる能力の1つは、自己肯定感(他者と比べることなく、ありのままの自分を認める気持ち)です。
自己肯定感が高いと、仕事で主体的に考えて動いたり、新しいことに挑戦したり、失敗しても再チャレンジできます。これはキャリアを切り開いていくとき、とても大切な力です。
ところが、なかには自己肯定感は高いけれども、仕事がうまくいかず悩みを抱えている人がいます。なぜなら、仕事をうまく進めるためには、もう1つ求められる力があるからです。
それが2つめのスキル、メタ認知力 (自分の考えや自分が置かれている状況を俯瞰的に見る力)です。メタ認知力が働くと、仕事のキャパシティが適切かどうかを考えたり、トラブルが起きたときにほかの方法を探したりできます。
仕事で悩みを抱える人のなかには、自己肯定感とメタ認知能力の両方が低い人もいれば、いずれか片方が低くてアンバランスになっている人もいます。チャンスをつかみ、自分らしいキャリアを築くためには、この2つの力をバランスよく育てていかなければならないのです。
仕事でイライラしている人はメタ認知力が低いかも?
- 自分は正しいはずなのになぜか意見が通らない
- がんばっているのに十分に評価されていないと思う
- 自分だけが大変な思いをしているように思う
もしこうした状態で仕事をしているのであれば、要注意です。これは、自己肯定感が高くて、メタ認知力が低い状態です。
自己肯定感からくる「ありのままの自分を認める気持ち」が転じて、「いまの自分のやり方でOK」と解釈している可能性があります。メタ認知力が低くなり、まわりとの関係や状況をふまえた判断ができていないかもしれません。
仕事は人と人との関わりで進みます。自分の意見を持ち、自分に合ったやり方での挑戦も大切ですが、同時にまわりとの関係や状況をふまえながら、自分の意見が最善策なのかどうかを振り返ることも必要です。
自分自身のことはポジティブにとらえられているのに、仕事がうまくいかない。その原因は、「自己肯定感の高さ」と「メタ認知力の低さ」というアンバランスにあります。このタイプの人は、メタ認知力を高めると仕事面で有効です。
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