マイクロン社製品の調達禁止により、実際のビジネスにはどんな影響が及ぶのか。
「国家インターネット情報弁公室の声明には、どの分野の製品の調達が禁じられるのか、重要な情報インフラ施設の運営者とは誰なのかなどが、具体的には示されていない。それらの明確化を待つ必要がある」。財新記者の取材に応じた業界関係者の多くは、異口同音にそう語った。
企業向けと消費者向けの境界はあいまい
業界関係者の間では、重要な情報インフラ施設とは企業向けのサーバー、とりわけ通信業界向けや金融業界向けを指しており、消費者向けの製品は含まれないとの解釈が主流だ。
とはいえ、企業向けと消費者向けの境界はあいまいであり、事業者はリスク回避のためにマイクロン製品の購入を避ける可能性が高そうだ。
「例えば、クラウド事業者が一般消費者向けのサービスを提供する場合、彼らは重要な情報インフラ施設の運営者に該当するのか否か。当局の線引きが不明瞭な状況では、マイクロン製品の調達はリスクを伴う」。あるアナリストは、自身の見解をそう述べた。
(財新記者:劉沛林)
※原文の配信は5月22日
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら