仕事が速い人はパソコンより「紙」を使う理由 脳に記憶が定着する3つの「ノート・メモ術」
ディスプレーより紙がいい理由
今日から使えるノート・メモ術のノウハウを紹介する前に、まずお伝えしたいことがあります。
それは「紙に書くことの重要性」です。
実は、ディスプレーよりも紙のほうが全体を俯瞰してイメージしやすいということが、心理学者カウフマン博士とフラナガン博士の実験でわかっています。
たとえば、「家を掃除する」という文章を見たとき。
ディスプレーで見た場合は「床に掃除機をかける」という具体的な行動をイメージした一方、紙で見たときは「きれいに見えるようにする」という俯瞰的な行動がイメージされました。
この理由は、ディスプレーで見たときと紙で見たときでは、脳の刺激される部位が異なるためです。
ある研究では、ディスプレーよりも紙の印刷物を見たときに、脳の「前頭前皮質」という部分が強く反応したという結果が報告されています。
脳において前頭前皮質は、とくに情報を理解することや、思考の整理・判断を担うといわれています。
これをビジネスや趣味などで応用する場合、
具体的で機械的な作業→スマホやパソコン
俯瞰的で創造的な作業→紙
と使い分けるのがおすすめです。
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