仕事が速い人はパソコンより「紙」を使う理由 脳に記憶が定着する3つの「ノート・メモ術」
以前紹介した記事(「要領のよさを決める『効果的な脳の使い方』とは」)で、「脳には、その情報処理の仕方に【同時系】【継次系】という大きく2つの種類がある」ことを解説しました。
③2つの「脳の型」に適した書き方、覚え方
この2つの脳の「型」にも、それぞれに適したノート・メモ術があります。
たとえば、視覚化が得意な「同時系」は、見た目に差をつけて記憶に残すことが有効です。
・「ペン色」を使い分ける
・「文字の大きさ」と「距離」に意味をつける
などのほかに、
・思いつくままに、ただ書き出す
ことも有効です。
同時系の人は「連想」が得意なので、ただ書き出しているだけなのに、書いた言葉から連想がなされ、自然に思考の道筋がノートに反映されます。
たとえば、今年やりたいことを書き出してみたとします。「美術館に30回行く」「映画を50本観る」「本棚をつくる」「ガーデニングをする」「おしゃれな皿を買う」などと書いた後に全体を眺めてみると、「センスを磨く」「心地よい空間」といった、自分がやりたいことに共通するテーマに気づくことができます。
一方で、順序立てが得意な「継次系」の人は、情報に時系列や因果関係をつけて記憶に残しましょう。
・書く順番を決めて思考を整理する
・端にあらかじめナンバーを振っておく
などのほかに、
・最初のページにゴールを書くと迷わない
もぜひ覚えてください。
継次系の人は、目の前のことを正確に行うのを重視しがちなので、それが行きすぎると、そもそもの目的を見失ってしまうことがあります。
「なぜ、それを学習しているのか」「なにに使うからメモをとっているのか」というゴールを最初のページや単元の最初に書いておくことで、ゴールに向かって情報を整理していくことができます。
いかがでしょうか。
あなたに合った「要領がいい人になる」ノート・メモ術はありましたか?
要領のよさは人の数だけ存在します。
あなたの感覚でピンときたものを選び、仕事や学習の場で試してみてください!
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