「完全な男性になった」"元女性"アイドル衝撃告白 「男になれてよかった」26年目で明かす驚く過去

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きっかけは当時、長く伸ばしていた髪をばっさりと切ったことだった。

すると周囲からは「男の子みたいだね」と言われ、完全に男の子と間違われるようになる。

当時、祖父母と通っていた銭湯でも「男の子はあっちだよ」と他の客に言われ、祖父と男風呂に入ることとなる。

そんなことが続き、幼いながらも「自分は男なんだ」と思い始めたという。

「今にして思えば、錯覚だったのかもしれません。だけど、ずっと男の子と周りから言われて、本当にそう思い込んできていました」

当時のことを、そう振り返る。これが、らいちにとって性別を初めて意識した出来事だった。

もともとサバサバとした性格で活発だったこともあり、小学校時代は男の子の友達とサッカーや野球などで遊んでいたという。この頃は、自分が女であることには特に不都合は感じず、楽しく過ごせていた

一番左がらいちさん。この5月には新メンバーを迎え再スタートを切る(撮影:松原大輔)

女子の制服が嫌でたまらなかった中学時代

変化があったのは中学時代からだ。

地元中学に進学したらいちは、学校指定の女子の制服が本当に嫌いだった。スカートを履くことに馴染めず、学校に着くなりすぐに指定のジャージに着替えるなどして対応していた。

そして成長期のこの頃、徐々に女性になってきた自分のカラダに、ひどく違和感を覚え始めたのだ。

「周りの男子とも違ってきて嫌でしたね」

膨らみ始めた胸は、らいちにとって本当にもどかしいカラダの一部となっていた。

中学時代、らいちは体操部に入り、女の子の友達と部活動に励んでいた。ショートカットも部活では違和感なく、さばけた性格も合っていた。

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