
2015年4月6日、アカデミーヒルズにて第6回東洋経済スタートアップセミナー(トーマツベンチャーサポート共催)が行われた。今回のテーマは「入社5年目からの『プロ』キャリア論~大企業vs.ベンチャーvs.プロファーム 究極の選択は?」。最も重要なキャリア形成時期を迎える“アラサービジネスパーソン”が、今後10年の仕事人生をどのように送ればいいのか、経営共創基盤パートナーの塩野誠氏と、靴とバッグの修理店「ミスターミニット」で知られるミニット・アジア・パシフィック社長である迫俊亮氏の2人のゲストに語ってもらった。
海外で一人で事業提携できますか?
経営コンサルタントとして知られる塩野誠氏は、東洋経済オンラインでは「時代を拓くリーダーを探せ」を連載、近著には『世界で活躍する人はどんな戦略思考をしているのか?』がある。これまで外資系金融、ライブドアを経て企業再生コンサルを手掛けているプロフェッショナルである。
同氏は、これまでの経験をもとに、20代、30代のビジネスパーソンが仕事人生をサバイブするために必要なものとは何かを語ってくれた。
まずキャリア形成について、大前提となるのが、自分がやりたいことを見つけること。そして、やりたいことをどう実現するのかを考えることだ。そのうえで、塩野氏がこれまで見てきた成功した経営者には次のような共通点があると指摘する。
一つが若いときに、たくさんの失敗をしていること。それも早めに失敗して修正を続けているという点だ。もう一つが、どんなに小さなものであっても、若い頃に事業プロジェクトや企画事案の実現を最初から最後まできちんとやり遂げた経験がある点だと明かす。それは同時にビジネスプロフェッショナルとして成功する条件でもあるという。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事