これが27歳からの「プロキャリア論」だ! 塩野誠vs迫俊亮、"キャリア"を語る

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そして今こそ、成功したい人にとってはチャンスの時期、アイデアに投資家がお金を出す面白い時代だと塩野氏は語る。

「投資家よりもアイデアをもったアントレプレナーのほうが強い。今アントレプレナーは投資家に単なるお金ではなく、知識や人脈の付いた“スマートマネー”を求めるようになっています。それほどお金の価値よりもアイデアのほうが価値が高いのです。学歴などのレッテルや会社のラベルは関係ない。アイデアを持った人こそ価値が高い人間なのです」

“ウザい奴”にはならないこと

迫 俊亮(さこ しゅんすけ)ミニット・アジア・パシフィック代表取締役社長

もう一人のゲストであるミニット・アジア・パシフィック社長の迫俊亮氏は、2014年4月に28歳で社長に就任。着任早々から女性用に高級靴クリームを用いた靴みがきサービスなど、現場から発見したアイデアをもとに新機軸を次々に展開。日本では60歳前後で社長になるケースが多い中、その半分に満たない年齢で、従業員800名を超える老舗企業にベンチャー精神を吹き込んでいる。なぜ20代でトップとしての信頼感を得ることができたのか。これまでの自分のキャリアを振り返りながら、20代社長の誕生秘話を語った。

「大事なことは、若いころから経営に極力近い仕事で結果を出すことです。経営者として抜擢されるために最も重要な指標は経営実績なのです」

迫氏は、三菱商事を半年で辞めたあと、創業段階のマザーハウスに参画し、販売、生産、資金調達など幅広い経験を積み、早くから経営の現場でスキルを磨いてきた。台湾での事業立ち上げにゼロから携わり、経営者の疑似体験もした。そして、現在の会社に海外事業マネジャーとしてスカウトされ、その後、20代で社長に就くことになった。

迫氏のように若くして経営ができる人はそう多くはない。しかし、迫氏のケースは20代であっても経営の実績やサポート経験さえあれば、社長に“お呼びがかかる”ことを証明している。また、社長になれば、それで安泰というわけではない。

「経営陣の中では私が最年少、社員の多くも年長者です。それでもリーダーシップを発揮しなければならない。そのために重要なことは“ウザい奴”にはならないということです。問題点を挙げて命令するのではなく、社員の願いを叶えて、信頼を得る。その結果、私の話を聞いてくれるようになる。そこで初めてリーダーシップがとれるようになるのです」

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