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「K-POPのグローバル化に不満」本国ファンの本音 海外ビジネス追求の企業論理で失われるもの

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K-POPの魅力を世界に広める取り組みは、一部の韓国人ファンを熱狂させてきた。その一方で、疎外感を抱くファンもおり、「K-POPはまだ本国のファンを必要としているのか」という気まずい疑問を生じさせる事態となっている。

ソウルに住む36歳のK-POPファン、キム・ユンホは、「業界は欧米をターゲットにしており、韓国のファンを置き去りにしている感じがする」と言う。

K-POPの最近の大ヒット曲の多くは、アメリカのオーディエンス向けにつくられている。BTSのメンバー、ジミンのシングル「Like Crazy」は先日、アメリカのビルボード「ホット100」チャートで1位になったが、韓国でのランキングはそれよりも低かった。

ハイブは声明で、当社の野心はつねにグローバルであり、「文化、宗教、性別、地理に関係なく、世界中のファンにコンテンツを届けるため、今後も全力を尽くす」とコメント。SMエンターテインメントも、あらゆる場所のファンに「細かく目を配っている」と述べている。

ゴッドファーザーの追放とカカオの外国マネー

業界を揺るがす企業間抗争の発端となる事件の1つは2月に起きた。SMエンターテインメントが、創業者でK-POPのゴッドファーザーと呼ばれるプロデューサーのイ・スマンを、横領などの資金不正流用疑惑で追放。容疑を否定した70歳のイ・スマンが持ち株の一部を売却したことで、ハイブがSMエンターテインメントの筆頭株主となったのだ。

「K-POPの30年の歴史には大小の経営抗争があったが、ここまで大きなものはなかった」と、韓国芸術総合学校の教授、イ・ドンユンは言う。

数カ月前にBTSの活動休止を発表していたハイブは、これを所属アーティスト拡大のチャンスと考え、日本や東南アジアにより多くのファンを持つSMエンターテインメント株の追加取得に動いた。

ところが、SMエンターテインメントはハイブの提案を敵対的と見なし、代わりにカカオによる株式公開買い付けを提案。カカオは、所有するメッセージングアプリと決済アプリが韓国の重要インフラとなっているが、海外ではほとんど成功していない。

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