年商85億、大谷翔平が「広告露出」でも見せた才能 コーセー「コスメデコルテ」に見た凄み
グラウンド外でも”スーパースター”
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、「侍ジャパン」は3度目の優勝を飾った。特に、MVPを受賞した大谷翔平選手(エンゼルス)の活躍は目覚ましかった。その後、メジャーに戻ってからも大活躍をしている。
そんな大谷選手だが、米紙によると大谷選手の2023年の年収は85億円を超え「MLB新記録」とされている。内訳としては、年俸3000万ドル(約39億3000万円)の他、グラウンド外で3500万ドル(約45億8500万円)以上を稼ぐとされている。
実際、現状でも日米含む13社とスポンサー契約を結んでいる。グラウンド外でも破格のスーパースターと言える。
金額や契約数も「破格」だが、広告の手法という面から見ても、大谷選手の起用は、今後の広告のあり方を示唆するような、興味深い点が多々見られる。
人々に自然に受容された「コスメデコルテ」の広告
最近、テレビCMをはじめ、大谷選手を起用した広告を目にする機会が非常に多い。
例えば、化粧品メーカー・コーセーの「コスメデコルテ」シリーズの美容液「リポソーム アドバンスト リペアセラム」。50mlのスタンダードサイズで1本1万2100円と高価ながら、美容に詳しい女性にはデパコス(デパートで売られている化粧品)の定番としてよく知られる人気商品だ。この広告に現在、大谷選手が出演。最近見かける機会が非常に多く、店舗によっては、数倍に売り上げを伸ばしているという情報もある。
本ブランドのテレビCMは2023年3月16日から放映されているが、実はこれには前日譚(?)がある。
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