1位は約3倍!米国株「増収率ランキング」TOP50 EVテスラは49位、アパレルのルルレモンは47位

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世界最大級のEVメーカー、テスラは『米国会社四季報』2023年春夏号の増収率ランキングで49位だった(画像:Tesla, Inc. ) 

株式投資でもビジネスでも、成長企業を研究・分析するうえで入り口となる重要なデータが売上高の成長率だ。

4月17日(月)発売の『米国会社四季報』2023年春夏号では、アメリカの株式市場に上場する主要銘柄を、今期(2023年12月期など)の予想増収率が高い順にランキングしている。

ランキングの対象は同誌の掲載銘柄で、2023年3月6日時点の売上高の直近実績と今期のコンセンサス予想を比較。直近実績が1億ドル未満のものは除外した。

中国の新興EVメーカーが急浮上

まずはトップ10。目立ったのは、新型コロナウイルス感染拡大が大きな打撃となっていた「リベンジ消費」関連銘柄だ。

米国会社四季報 2023年春夏号(週刊東洋経済臨時増刊)
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2位と3位に入ったカジノ大手のメルコ・リゾーツ&エンタテインメント(MLCO)とラスベガス・サンズ(LVS)は、マカオの新型コロナ規制緩和をバネに、2倍以上の増収を見込む。

5位のノルウェージャン・クルーズ・ライン・ホールディングス(NCLH)や6位のカーニバル(CCL)をはじめクルーズ船の運営会社大手も大幅増収と黒字復帰が見えてきた。

一方、半年前の2022年秋冬号でそれぞれ5位、9位だったエネルギー会社のコテラ・エナジー(CTRA)とEQT(EQT)は、原油などの価格上昇による追い風がやんで今期は一転、減収となる見通し。ランキング圏外に沈んだ。 

代わって4位に急浮上したのが中国の新興EV(電気自動車)メーカー、ニオ(NIO)だ。中国国内だけでなくアメリカ、ドイツ、イギリスにも開発・設計拠点を持ち、2018年6月にSUVの「ES8」を投入した。

2022年の販売台数は12万2486台(前年比34%増)、今2023年第1四半期(1~3月)も前年同期比20.5%増と絶好調。今期の通期では2倍近い増収が見込まれるものの、生産コストを吸収できず赤字が続いている。

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