日本車なのに日本じゃ買えないSUV&トラック7選 マツダの日本未発売ピックアップに一目惚れ!
日本の自動車メーカーが開発・製造しているのに、日本で正規販売されていない「日本未発売モデル」というものをご存じだろうか。アメリカやヨーロッパ、新興国向けに開発されたモデル、またモデルチェンジで海外専売になったモデルなど、その理由はさまざまだが、意外に日本未発売モデルというものは多い。
そこで今回は、6月29日~7月3日にタイ・バンコク近郊にあるインパクト・チャレンジャーホールで開催された「バンコク・インターナショナル・オートサロン2022(以下、バンコクオートサロン)」で見つけた、日本未発売の日本車たちを紹介しよう。ちなみにバンコクオートサロンは、東南アジア最大級のカスタマイズカーショーだが、改造車だけではなく、日本の自動車メーカーも数多く参加していた。
旅行でも人気の国、東南アジアのタイだが、じつは日本企業が多く進出しており、街中には日本車があふれている。さらに独自の自動車文化もあり、日本未発売モデルが非常に多い国のひとつ。その特徴のひとつがピックアップトラックとPPVと呼ばれるSUVだ。そこで今回は、ピックアップトラックとSUVに絞って気になったクルマを紹介していく。
筆者イチ押し、マツダのピックアップ「BT-50」
日本では、絶滅危惧種となっているピックアップトラック。現在、日本国内で正規に買えるピックアップトラックは、トヨタ「ハイラックス」のみという状況だ。しかし、世界に目を向けると非常の多くのモデルが存在する。例えば、トヨタが北米向けに販売している「タンドラ」や「タコマ」、日産の「タイタン」や「フロンティア」、そしてタイで生産されている三菱「トライトン」やいすゞ「D-MAX」などだ。
タイでは、ピックアップトラックの人気が高く、日本では見かけないモデルも多数展示されていた。その中でも個人的に「カッコいい!」と唸ったのがマツダの「BT-50」だ。あまりトラックのイメージがないマツダだが、歴史を遡れば、3輪トラックからはじまり、1958年に短いボンネットを持つキャブオーバー型の1トン積みトラック「ロンパー」を発売。その後、車名を変更して「D1100」「D1500」「D2000」「E2000」と進化し、「プロシード」や「タイタン」の展開にいたる。意外にもピックアップトラックとマツダは深い関係があるのだ。
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