
トランプ関税をきっかけに、乱高下する株式市場。先の見えない今だからこそ狙いたいのが、「高配当銘柄」だ。
株式投資の醍醐味には、値上がり益などのキャピタルゲイン加え、配当などのインカムゲインがある。配当利回りの高い銘柄は、株価が比較的下がりにくいうえ、株価が短期で上がらなくても、配当収入(インカムゲイン)を得られる。米国株は年4回の配当や大規模な自己株買いなど、株主還元に積極的な銘柄が多い。
世界を牽引するGAFAM(グーグル親会社のアルファベット<GOOGL>、アップル<AAPL>、メタ・プラットフォームズ<META>、アマゾン・ドットコム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>)でも、アルファベットとメタ・プラットフォームズが2024年12月期から配当を始めるなど、株主還元への注目は高まるばかりだ。
4月21日(月)発売の『米国会社四季報』2025年春夏号は、アメリカの株式市場に上場する主要銘柄について、配当利回りの高い順にランキングを作成。算定の基となる配当や株価は2025年4月11日時点。対象は『米国会社四季報』2025年春夏号の掲載銘柄で、今期予想EPS(1株当たり利益)がマイナスのものなどは除いた。
高配当銘柄として知られる素材・化学メーカー
1位は世界最大級の素材・化学メーカーのダウ(DOW)。高配当銘柄として知られ、今期配当利回りは9.83%だ。
業績低迷を受け、2023年には2000人の人員削減をし、2025年も1500人の人員削減を含む10億ドルのコスト削減を実行する見通し。純利益は2023年12月期に底を打ち、構造改革の効果で回復傾向にある。
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