AI銘柄が続々、米国株「株価上昇率」ランキング エヌビディアを超える上昇率となった銘柄は?

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エヌビディアに代表されるAI関連銘柄が上位に続々(写真:ブルームバーグ)

10月に入り、代表的な株価指数である「S&P500種指数」や「ダウ工業株30種平均」が史上最高値を更新している米国株。人工知能(AI)の覇者である半導体大手エヌビディア(NVDA)や、世界中であらゆるビジネスを牽引するGAFAM(グーグル親会社のアルファベット<GOOGL>、アップル<AAPL>、メタ・プラットフォームズ<META>、アマゾン・ドットコム<AMZN>、マイクロソフト<MSFT>)などが上場する中で、株価が大きく上昇した銘柄はどれか。

10月21日(月)発売の『米国会社四季報』2024年秋冬号では、アメリカの株式市場に上場する主要銘柄について、株価上昇率が高い順にランキングした。算定の基となる株価は2024年9月6日の終値。対象は『米国会社四季報』2024年秋冬号の掲載銘柄だ。

世界最大のビットコイン保有企業

過去1年の上昇率を見てみよう。

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1位は通信サービス会社のルーメン・テクノロジーズ(LUMN)。2020年センチュリーリンクから社名変更した同社は「Lumen」ブランドなどでネットワークインフラ、クラウド、セキュリティー、音声サービスを世界展開している。

7月に1ドル台だった株価が9月末に7ドル超となるなど、急騰している。7月末にAIやデータセンター分野でマイクロソフトとの提携を発表、ルーメン製品への需要が拡大すると期待されているようだ。

前期はのれんの減損で営業赤字に陥ったが、今期は営業黒字に浮上の見通し。ただし前々期からの純損失は継続しており、自己資本比率は2022年12月期の22.74%が2023年12月期には1.23%へと大幅に低下。利益水準など今後の動向に注意が必要だ。

2位は企業向け解析ソフトウェア開発会社のマイクロストラテジー(MSTR)。2000年からビットコイン取得を本格化しており、世界最大のビットコイン保有企業を自任する。2024年7月末時点で80億ドル相当のビットコインを保有。ビットコイン価格の上昇とともに資産は拡大しているものの、業績は純損失が続いている。

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