小学校で優秀な子が中学であっけなくつまずく訳 勉強のやり方、親子関係…原因は多岐にわたる
小学生のうちは親子の距離感が近いため、とくに何かしなくても会話が弾みます。しかし、中学生になると思春期を迎え、少しずつ親子の距離が遠くなってしまいます。そのまま放っておけばいいと思うかもしれませんが、子どもの成績を上げるためには親子関係がとても重要です。
なぜなら、親子関係が悪いのに「勉強しなさい」と言われても、やる気が出るどころか逆にやる気を失わせてしまうからです。
そこで心がけてほしいのが、子どもとたくさん会話すること。しかも、子どもが楽しく話せる話題を選ぶのがポイントです。学校生活や部活のこと、趣味のゲームやYouTubeについて……会話が盛り上がれば何でもOK。YouTubeなら、子どもが好きなチャンネルを見ておき、「●●さんの新しい動画見た? めっちゃ面白かったね!」などと声をかけてみましょう。
親子関係があまりよくない場合、会話の9割は「子どもが話したいこと」。「親が話したいこと」は1割程度と考えてください。「今日は勉強の話を10分したいな」と思ったら、80~90分は子どもの好きな話につき合う。そのくらいの気持ちで会話すると、うまくいきます。
休日は、子どもの夢を見つけるきっかけを探そう
休日や長期休みには、子どもに勉強だけでなく、さまざまな経験をさせてあげてください。それが将来の夢を見つけ、結果的に勉強へのやる気につながるきっかけになります。
具体的には、子どもが興味を持っていること、それに関する経験がおすすめです。たとえばサッカーが好きな子の場合は、スタジアムにサッカー観戦に行く。そこでプロの試合を観たら「サッカー選手を目指したい」「サッカーに関わる仕事がしたい」と思うかもしれません。
また、歴史に興味がある子なら、旅行がてら姫路城を見に行く。そうすると、お城や歴史だけでなく、姫路市にも親しみがわき、地域のことを調べるようになるかもしれません。このように、いろいろなことに興味を持つと将来の夢の可能性もどんどん広がっていきます。
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