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政治・経済・投資 #株式投資2年生の教科書

インデックス投資への「妄信」がなんとも危険な訳 20年どんな時も投資継続…本当にできますか?

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さらに10年続けたとしましょう。そうすると20年目で積立元本720万円、運用益は513.1万円になります。20年経って最終積立1233.1万円。投資元本に対する利益率は約71%。ここまでくると、複利運用の効果を実感できると思います。

しかし、考えてみないといけないのは20年で約1.7倍ということ。2倍にも達していないのです。

金融庁「資産運用シミュレーション」をもとに作成/出所:『株式投資2年生の教科書』

ほったらかしているだけで1.7倍は決して悪い数字ではありませんが、20年って時間がかかりすぎなイメージがありませんか?

上の2つの図の元にしたのは、金融庁「資産運用シミュレーション」というサイト(URLは長いので割愛。検索サイトを使うほうが早いです)。とても便利なので、よかったら一度でも、数字をいろいろと入れてみて実際の金額をぜひ知ってください。

「通貨」の弱体化

さらに気をつけないといけないのは、日本円の弱体化です。2022年は歴史的な円安が進みました。1ドル110円台から150円を超える場面までありました。円安というのは、日本円の価値が外国の通貨に比べて落ちることを意味します。2022年は、年初から日本円はドルに対して33%も安くなりました。

日本は、エネルギーをはじめさまざまな製品を輸入に頼っています。そのため、以前よりも多くの円を支払わないと物が手に入らなくなりました。電気代や小麦製品が高くなったのはそのせいです。将来このような円安がまた起こらないとも限りません。

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【通貨の変動は、誰にも予測できない】

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