しかし、です。長期投資の道のりは果てしなく長いというのを忘れないでください。具体的に数字で見ておいたほうがいいでしょう。下の図で示したシミュレーションをご覧ください。
10年の運用金額では、まだまだ心もとない
こちらは毎月3万円をS&P500に積み立て、年平均5%上昇したと仮定しています。5%というのは株式の過去200年の平均リターンから割り出しています。ですので、年によって安定上昇する年もあれば暴落でマイナスになることも当然あるわけです。
話を戻して、毎月3万円をS&P500の積立を続けるとしましょう。最初の5年で積立元本180万円に対しプラス24万円、10年目まで積立をすると積立元本360万円に対して105.8万円の利益となります。100万円を超える利益になるのでまとまったリターンに感じられますが、ここまで来るのに10年かかるわけです。
しかも老後は2000万円必要と言われおり、子どもがいる場合は教育費も高騰しているので、全体の運用金額465.8万円(=360万円+105.8万円)ではまだまだ心もとないと言わざるをえません。
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