「アメリカ株に投資すれば誰でも儲かる」「まだアメリカ株やってないの?」 そんな言葉が頻繁に聞こえた2021年から一転、今年は世界中で下落が目立つ展開に。含み損を抱えた結果、投資を辞めてしまう人も出てきていることでしょう。
しかし、株式投資において、複利の恩恵を享受するためにも投資の継続は重要。大切なのは暴落時でもコツコツ投資を続けることと、暴落に負けないマインド作りです。
日本株専門のサラリーマン投資家であり、『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』が大ヒット中の長期株式投資さんが全5回で送る短期集中連載。第2回となる今回は、「株価が暴落する時のために知っておきたい、3つの指標」をテーマに解説してもらいます。
暴落時に対処するために知るべき指標と、その使い方
前回記事では、暴落が発生した際の下落率や下落期間、PBRの下限値を学びました。今回は投資の精度を更に向上させるため、投資家の心理状態についての参考指標を紹介していきます。
世界最高の投資家と呼ばれるウォーレン・バフェットは次のように言っています。
Be fearful when others are greedy, and greedy when others are fearful.
(皆が貪欲になっている時には恐れ、皆が恐れている時には貪欲でありなさい)
皆が貪欲となっている時、それは株価上昇局面で、買い手が多くいることから、株価が適正な水準を超えて割高となっていることも少なくありません。逆に皆が恐れている時とは、株価暴落時のことで、買い手がいなくなることから、株価が適正な水準を大きく下回っているケースがほとんどです。
株は安く買って高く売りなさい、とはよく言われますが、これを実践するためには、バフェットが言うように「皆が恐れている時」に買っていく必要があります。
では、この「皆が恐れている時」とはどのような時なのかと、疑問に感じる読者もいるでしょう。その答えとなり得るのが今回紹介させていただく指標です。それではひとつずつ見ていきましょう。
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