任天堂「ゼルダ」新作、発売前の新情報で熱狂凄い訳 5月12日発売、前作は2900万本販売の大ヒット

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一度降りてから無理やり崖を登ってもいいし、木を切って丸太を橋にしてもよい。草原を燃やして作った上昇気流を利用して上空へ飛び、滑空して飛び越えるのもありだし、本作の熟練者は不具合を利用して空へ飛び上がり、亀裂などまったく無視して先へ進んでしまうのである。

あるいは、特定のダンジョンでは電気を通して仕掛けを解く謎が用意されている。普通に謎を解決して攻略してもいいし、金属製の電気が通る武器をうまく並べて強引に解いてしまってもよいのである。このように、さまざまな手段を使って冒険できるのが『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の醍醐味だったのだ。

そして、続編となる『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は、それをとてつもなく拡張している。もちろん前作を遊んだファンは「ある程度は進化しているだろう」と思っていたのだが、それをゆうに超えていた。

拾った素材でアイテムを作る

『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』では「スクラビルド」という新要素が登場し、剣・弓・盾などにさまざまなものをつけることができる。木の枝に石をつけて武器の攻撃力を上げたり、盾にガスを出すキノコをつけて煙幕のように利用したりできるわけだ。

武器にさまざまなものをつけられる(画像は任天堂公式サイトより)

舞台となるハイラル王国にはさまざまな素材が落ちているため、これらを組み合わせることでいろいろな可能性が切り開ける。長い棒に槍をつけることでとてつもなく射程の長い武器を作ったり、弓矢に魔物の目玉をつけることで敵を追尾したりと、戦略性にかなりの幅が出るだろう。

「拾った素材でアイテムを作る」というクラフト要素はほかのゲームでもよくあるが、それはたいてい決まりきった特定の物を作るために素材を集めるという形式になる。

一方、本作は組み合わせによって性質が変化するといった仕組みで、ここまで選択の幅が広いであろうゲームはまれだ。

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