ズボラより完璧主義者ほど先送りする納得の理由 「時間がない」が口癖の人が見落としていること

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ソーシャルネットワーク機能はのちのバージョンへと先送り。進捗表からはインタラクティブ機能を削除。最寄りのジム検索は完全に取りやめにします。

まっさきにスケールダウンするのは、開発が最も難しい、あるいはコストのかかる機能、最も不安定あるいはリスクの高い機能、アプリの主な目的ではない機能です。

そもそも、プロジェクトの全容が明らかになり出すと、大半の人は先延ばしにします。でも、遅らせれば問題が解決されるどころか、増やす結果になるのでは? 

モチベーションが下がり、資料はなくなるわ、情報は古くなるわ。協業者は昇進していなくなり、テクノロジーは時代遅れになってアップグレードが必要になったり、私生活で突発的な出来事が起こったり。「あとで」と先延ばしにしていると、多くの場合、必要な経験そのものが奪われてしまいます。

「時間がない」と嘆く人の盲点

問題は時間が足りないことではなく、プロジェクトの「スコープ」は自在に調節できるのを忘れていることです。プロジェクトは対処できる大きさまで「スケールダウン」が可能です。

プロジェクトの全パーツは「等しく重要ではない」と認識しましょう。重要性の最も低いパーツを削除、削減、延期することで、たとえ時間がなくとも、目の前のポイントだけに集中します。何もかも完璧になるまで待っていてはいけません。

ティアゴ・フォーテ 生産性コーチ

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Tiago Forte

全世界に10万人以上のフォロワーを持ち、デジタルワークによって疲弊したビジネスパーソンたちに、より効率的で創造性の高い仕事のやり方を伝授。オンラインコース「Building a Second Brain(BASB)」は70カ国以上から受講生が集まり、授業を受けた生徒たちからは「人生のクオリティと自由度が劇的に上がった!」という声が続々と寄せられている。
これまでのクライアントに「トヨタ自動車」「ジェネンテック」「米州開発銀行」などがある。『ニューヨーク・タイムズ』『アトランティック』『ハーバード・ビジネス・レビュー』などさまざまなメディアで取りあげられる、今もっとも注目を集める「生産性」のエキスパート。

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