ダイバージェンスとコンバージェンス。この2つのモードの区別をどのようにしてつければいいのでしょうか。これら2つの段階のうち、大半の人が手こずるのが、コンバージェンスです。
想像力と好奇心が旺盛な人ほど関心事が多岐にわたり、結果に求める基準が高い人ほど、ダイバージェンス・モードからコンバージェンス・モードへの切り替えが苦手です。
選択肢を切り捨て、1つの道を選ばなければならない……。ここにクリエーティブな仕事の難しさがあります。
説明のためのメールであれ、新たなプロダクトデザインであれ、リサーチの報告書であれ、資金集めの戦略であれ、何かを仕上げようとするときは、もっと調べたくなりますね。ブラウザのタブを次々に開く、本をさらに注文する、あるいはいきなりまったく新たな方向へ進む。
そうしたくなるのは、生産的なことをしているように「感じる」からです。これはダイバージェンス・モードの活動ではありますが、そうし続けている限り、「完成の瞬間は先延ばしにしている」ということにほかなりません。
たとえばフィットネス・アプリを開発しているとき。頭に描くアプリは素晴らしい機能満載です。
先延ばししていると、経験が奪われる
ワークアウトの経過追跡、消費カロリー計算、最寄りのジム検索、進捗表、さらにはソーシャルネットワーク経由でほかの人たちとつながる機能まで搭載しています。これは大ヒット間違いなしだぞ!
ところが野心的な目標の大半がそうであるように、いざ詳細に取りかかってみると、開発にどれだけ労力がかかるかがわかり始めます。
膨れ上がる複雑な問題に対処するべく開発チームがたどり着く解決策が「スコープのスケールダウン」です。「スコープ」とはプロジェクト・マネジメント用語がソフトウェア開発部門に取り入れられたもので、ソフトウェア・プログラムに含まれるすべての機能・特徴を指します。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら