SDGsで「失敗する企業」「うまくいく企業」の境目 社会課題をビジネスで解決する「3つの柱」

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解決に必要な「新結合」は組み合わせるだけにすぎません。ですが、シンプルな「新結合」であっても、課題にフィットした最適な組み合わせに辿り着くまでには「大量のトライアンドエラー」が待ち構えています。これこそが、社会課題解決型となるあなたが知るべき「不都合な真実」であり、立ちふさがってくる困難です。

あなたが社会課題解決型となり、「社会課題解決市場」で解決に挑戦すること。それは、そのどれもが「これまで誰も解決しようとしていなかったこと」や「解決に失敗していたこと」です。つまり、いずれにしても、誰も解決に成功していないからこそいまだ存在する課題であり、だからこそ大きな「困難」が待ち構えているものなのです。

「新結合」により世界に光を灯したトーマス・エジソン

ですが、「新結合」によって世界に光を灯したトーマス・エジソンは、このような言葉を私たちに遺しています。

“I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.”
私は失敗したことはない。うまくいかないやり方を10,000 通り見つけただけだ。
“Our greatest weakness lies in giving up. The most certain way to succeed is always to try just one more time.”
私たちの最大の弱点は、諦めることにある。成功するのに最も確実な方法は、常にもう1 回だけ試してみることだ。
“Many of life's failures are people who did not realize how close they were to success when they gave up.”
人生における失敗者の多くは、諦めたときにどれだけ成功に近づいていたかに気づかなかった人たちである。
〔The Diary and Sundry Observations of Thomas Alva Edison/From Telegraph to Light Bulb with Thomas Edisonより引用〕

エジソンがほとんどの人が諦めるであろう困難を乗り越え、「もう1回だけ試して」その成功を実現させられたのは、必ず成功させるという「情熱」があったからです。

『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』(KADOKAWA)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ですが、世界的に偉人といわれるエジソンを例に出したところで、「エジソンの話ならこれまでも聞いたことがある」「それはエジソンだからできたんじゃないか?」と、思う人もいるかもしれません。

しかし、私たちのすぐ身近にも、エジソンと同じように「大量のトライアンドエラー」を繰り返し、「情熱」によって困難を乗り越え、社会課題をビジネスで解決することに成功している人たちがいます。まさしく、今この本を読んであなたが知った「社会課題解決型」の起業家たちです。

そして、あなたも彼らと同じように「社会課題解決型」になることができます。

深井 宣光 一般社団法人SDGs支援機構事務局長

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ふかい のぶみつ / Nobumitsu Fukai

SDGs/社会課題解決専門ビジネスメディア「SDGsジャーナル」を運営。

SDGsを専門知識ゼロでもわかるやさしい言葉で伝え続け、わかりやすいだけでなく行動を喚起する解説者として注目を集めている。経済産業省関東経済産業局のベンチャー支援事業のサポーターや、各種メディア、企業でのSDGs/サステナブル企画の企画・監修のほか、社会課題解決とビジネスに関する講演など多岐にわたって活動。著書に『小学生からのSDGs』(KADOKAWA)がある。

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