SDGsで「失敗する企業」「うまくいく企業」の境目 社会課題をビジネスで解決する「3つの柱」

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ビジネスの成長と、社会課題解決の両方を実現させている企業と起業家に共通する「成功法則」とは(写真:metamorworks/PIXTA)
最近ビジネスでよく聞く「SDGs」という言葉。「無償の奉仕」や「CSR的な社会貢献」という印象を抱く人も少なくないでしょうが、中には「社会課題」を「ビジネスで解決」し、本質的な意味で「持続可能」な事業を展開しているスタートアップも存在しています。
ビジネスの成長と、社会課題解決の両方を実現させている企業と起業家に共通する「成功法則」とは? 本稿では深井宣光氏の著書『SDGsビジネスモデル図鑑 社会課題はビジネスチャンス』より一部抜粋・再構成してお届けします。

前回の記事では、社会課題をビジネスで解決していく意義について説明しました。

では、どうすれば、アイデア追求型から社会課題解決型に転換し、社会課題をビジネスで解決していくことができるのでしょうか。あなたが「社会課題解決型」となり、社会課題をビジネスで解決していくために必要な3本の柱があります。

1つ目の柱:「コアイシューの発見」=「ソーシャルインパクト」

「社会課題解決型」が最初にすること。それは、社会課題を生み出している本質的な課題「コアイシュー」の発見です。なぜなら、表面的に見えている「社会課題」のほとんどは、たしかに解決すべき課題=「イシュー」ではあるものの、そのまま解決策を検討しても本質的な解決策にいっこうに辿り着くことができないものだからです。まずは、今すぐ解決を求める人たちの「強い欲求」を生み出している「コアイシュー」を見つけることが必要です。

また、課題設定を誤ることで、「アイデア追求型」のように解決策としては一見新しく斬新でも、「需要」のない解決策を市場に送り出してしまうことになりかねません。誤った課題設定の挽回は困難。いずれにしてもソーシャルインパクト(社会的影響力)を生み出すことはできません。

しかし、「コアイシュー」の発見によって、急速に求められる解決策を市場に供給し、ソーシャルインパクトを生み出しているのが「社会課題解決型」です。

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