5000万円超!?大谷翔平搭乗の飛行機「値段と内装」 ボンバルディア「グローバル7500」同型機の内部
やはり気になるのがビジネスジェット(チャーター機)の料金である。今回運航したビスタジェット社の料金は公表されていない。ビジネスジェットを手配するANAビジネスジェット社に取材をすると、基本的には「区間」「日程」「機材」で料金が決まるそうだ。海外へビジネスジェットを使って渡航する場合、基本的には片道でも往復でも大きく値段は変わらないとのことだ。
企業経営者などが仕事でビジネスジェットを使う場合は、最少日数で移動することが多いが、今回の大谷選手については、アメリカ・アリゾナ州フェニックスから羽田空港までの片道利用で、WBCの準々決勝に勝利した場合、その後アメリカに向かう際にはチームと共に移動する可能性が高く、ビジネスジェットは使わないだろう。
片道利用でも、乗ってきた飛行機をアメリカに戻さなければならないことから往復に近い料金になるのだ。
今回大谷選手が利用した「グローバル7500」の同型もしくは同等の太平洋をノンストップで飛べるビジネスジェットを利用した場合、東京~ニューヨーク往復で約6000万円~、ロサンゼルス往復で約5000万円~、ハワイ往復で約4000万円~、シンガポール往復やアジア周遊で約3000万円台などとなっている。
滞在日数などによっても異なるが、今回の大谷選手についてもサンプル料金から考えると5000万円以上かかっている可能性も考えられる。
企業経営者を中心に需要が高まる可能性も
当初はシカゴ・カブスに所属する鈴木誠也選手も同乗することになっており、残念ながら怪我による辞退で一緒に日本へ帰国することができなかったが、大谷選手の通訳の水原一平さん、代理人などが一緒に移動した。関係者も含めて利用することで一人あたりの費用は下がることになる。
海外ではグローバル企業の経営者などを中心に世界を飛び回る際に活用されているが日本では、まだまだ海外に比べると利用する人は少ないが、一度利用するとメリットの大きさを実感する経営者は多いとのことだ。またスポーツ選手でもゴルフのトッププロは世界中の試合を転戦する際にゴルフ場近くの空港にビジネスジェットを飛ばすことは珍しくない。
特に大きな企業間取引などにおいて、超多忙な経営者が現地へ赴くことによるメリットはビジネスジェットの料金を払ってもメリットがあることも多いが、日本だと理解されにくい風潮もある。
しかし今回、大谷選手がアリゾナ州フェニックス→羽田、羽田→名古屋でビジネスジェットを利用し、さらにダルビッシュ有投手の羽田→宮崎のビジネスジェット利用を利用したが、今回の報道をきっかけに、時間と疲労を考えてビジネスジェットを利用するケースは企業経営者を中心に増えることになりそうだ。
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