5000万円超!?大谷翔平搭乗の飛行機「値段と内装」 ボンバルディア「グローバル7500」同型機の内部
さらに機内Wi-Fiも完備しており、オンライン会議も機内から行うことも可能だ。また機内真ん中はリビングルームになっており、テレビもある。ソファでリラックスすることもできる。
そして最後方にベッドルームがあり、セミダブルに近いサイズのベッドが用意されている。イメージとしては細長いホテルの部屋という感じで、高級ホテルに泊まっている感覚での移動が可能なのだ。
定期便のファーストクラスとは比較にならないくらいの快適な移動空間で、何よりも知っている人だけで移動することで人の目を気にしなくてよく、まさにストレスフリーでリラックスできるレベルが異なる。今回の大谷選手のように体調万全で帰国するのに最適な選択肢であることは間違いない。
コロナ禍で需要増、羽田空港には専用のゲートも
日本でも近年「ビジネスジェット」が注目されている。コロナ禍に入ってからは定期便の便数が大きく減ったこと、人との接触を最小限にしたいこと、限られた時間の中で好きな時間に移動できることから需要は増えているとのことだ。羽田空港でもビジネスジェット専用スポット(駐機場)があり、国内移動であれば車を飛行機に横付けして、そのまま搭乗することが可能となっている。
海外移動の場合は、羽田空港第3ターミナル近くに東京五輪開幕直前の2021年7月15日に専用のビジネスジェットゲートがオープンし、小さな建物内で入国審査・出国審査・保安検査などの手続きを全て行えるようになった。
海外から到着した際にはビジネスジェットゲート前の車寄せから出ることが可能となり、今回、大谷選手がアメリカからビジネスジェットで帰国した際、車寄せの外に多くのファンが集まった映像を観た人もいると思うが、まさにその場所がビジネスジェットゲートである。
無駄な時間がないということがビジネスジェットの最大の魅力であり、利用者のスケジュールに柔軟に対応している。今回の大谷選手のケースでもアリゾナでのオープン戦に出場後、日本へ向けての準備を整え、車でフェニックス空港に到着してすぐに出発できた。いわゆる搭乗手続きはなく、飛行機出発の2時間前とかに空港へ向かう必要はまったくない。
アメリカから出発する場合には特に出国審査はないので、大谷選手が飛行機に乗ったらすぐに出発ということになる。加えてアリゾナ州フェニックスから日本への直行便はなく、乗り継ぎや搭乗手続きなどの時間を考えると移動時間も7時間以上は短縮されることになる。3月9日のWBC初戦での登板で、3月1日に日本帰国という状況であれば、ベストな選択肢であったことは間違いないだろう。
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